質疑応答-コンバストについて-

Q&A

コンバスト(燃焼)は状況に合わせて考察しましょう

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Miray

マッピングクラスの受講中や受講後にでてきたご質問について、お伝えしたことをシェアしています。占星術家の数だけ、さまざまなとらえ方が出てくるのが自然なので、一つの見解として参考にしてくださいね。

マップの中でシャドウとなる天体の話が出ましたが、考察する一つの側面として「コンバスト」はどのようにとらえたらいいでしょうか

伝統的な占星術では、月、木星、金星、火星、水星、土星といった天体が太陽と同じサインにあり、かつ一定の距離に近づくと「コンバスト」いわゆる燃焼という現象がおこり、本来の良さが発揮しずらくなると考察されてきました。

占星術家によって度数が多少変わりますが、たいていは太陽から8.5度内に入ると燃焼されるとみている人が多いようです。

また天体が接近していく時のほうがよくないとみて、離れていく時は悪い状態から離れていくと見ることが一般的かと思います。

天体が逆行しながらコンバストを形成しようとしている場合、接近していくよりかは緩めにはなりますが、太陽に近づくことになるので、やはり気にかける占星術家は多いのではないでしょうか。たとえば水星の接近の場合14度から影響が出てくると見るなら、逆行の場合は12度でコンバストの影響が出てくると見ることができるでしょう。

ただその場合も「こうである」と決めつけるのではなく、状況を考察して変則的な視点を持ちましょう。

例を挙げると天秤座に太陽があって、土星も天秤座にある場合などが挙げられます。

土星が太陽に近いと、コンバストする可能性がありますが、もともと天秤座の太陽はフォールの配置なので、太陽の力が発揮しずらい配置だとみられています。しかし土星はイグザルテーションの配置になるので、エネルギーが高い状態にあるわけですよね。こういった場合は領域内にあるとはいえ、太陽が土星をどこまで燃焼できるのだろう…という疑問もわいてくるわけです。

また天体がカジミを形成する時間があったとしても、その後に逆行すれば、コンバストを形成することもあります。

燃焼のことは、マップの中のシャドウを考察する1つの部分として載せていますが、実際の鑑定では、もっと重要視する部分があるので、どちらかといえば補足的にみる部分だと思います。参考にしてくださいね。

 

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