アストロマップを使いこなして、各国のホロスコープを瞬時に作る
今日は夏至ですね。
占星術では、四季図といって「春分、夏至、秋分、冬至」の太陽が活動星座に入った瞬間のホロスコープを作ることで、その都市の3ヶ月(季節)が見えてくると言われます。
とくに牡羊座0度に入る春分図は、季節だけでなく、その国の一年の動向にも影響するとされ、近年ではこの日は宇宙元旦と呼ばれ、国際占星術ディとして知られるようになりました。
また、夏至や冬至においての至点を意味するSolsticeは「sol太陽」「sistere静止する」を語源としており、夏至では太陽の赤緯が最も最大になって、1年のなかで太陽の高度が最も高くなるタイミングをさすわけです。
至点であるということは、私たちの意識も立ち止まり、移り変わる季節を受け入れ、チェンジすることでもあるでしょう。それは蟹座に入った太陽が移動する「サビアンシンボル」の流れをみても、多くのヒントを与えてくれます。
サビアンシンボルの蟹座の1度 「A furled and unfurled flag displayed from a vessel」
2度「A man suspended over a vast level place」
自分自身の思いつきや好みで走るのではなく、ルーツが用意してくれたものと出会い、自然とその一部になることを、今は立ち止まって繋がりを確認するときというものです。蟹座が示す帰属意識は、家族、地域社会、民族、世界・・・というように層がひろがるほど広大なものとなり、自分ではコントロールできるものではなくなっていきます。
いまここに「わたし」がいるのは、延々と続いてきた体にも刻まれている遺伝子が表す、ルーツとの繋がっているから。
だからこそ一人であたふたせず、立ち止まって心を研ぎ澄ませ、何が自分自身を支えているものなのか、根っこと繋がる時間を愉しみましょう。
そして、この夏至図も社会的にどのような空気に包まれていく季節となるか、各国のホロスコープで作成して読み解くのに、アストロマップで作ると、各都市のホロスコープを瞬時に作れるので、とても重宝するのですよ。
日本(Tokyo)やオーストラリア・シドニーでは太陽が9ハウスが蟹座0度に入るタイミング。これがイギリス・ロンドンでは1ハウスのアセンダント近くになります。

日本(東京)夏至図

イギリス・ロンドンの夏至図
アメリカだと、ワシントンDCだと5ハウス、ラスベガスでは6ハウス、ハワイでは7ハウスとなるわけです

ハワイ州・ホノルル

ネバダ州・ラスベガス
同じ星座、同じ惑星なのに、ハウスが違うとずいぶんホロスコープから受ける印象も変わりますよね。
さて、みなさんが住んでいる都市では、どんなホロスコープになりましたか?
縁ある国や都市と一緒に成長して、発展していきたいものですね。