アストロマップ上の天体と感受点が表すこと
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A*C*G*認定アストロカートグラファーのみれいです。ここでは、アストロマップをよみとくために必要となる、4つのポイントと、惑星ラインの基本的な意味を、シンプルにまとめて紹介しています。
アストロカートグラフィーで用いられるアストロマップには、基本的に10天体(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星)× 4つの感受点(ASC・DSC・IC・MC)に対応する、合計40本のラインが描かれます。
これらのラインは、それぞれの土地において、特定の天体のテーマが心理面・現実面の両方で強調されやすいことを示しています。
そのため、まずは自分のマップ上にどのラインが通っているかに注目することが、アストロマップに親しむための大切な第一歩になります。

ラインごとの傾向を、まずは大まかに知る
アストロマップに慣れていくうえでは、各ラインの意味を大まかに理解しておくことが役立ちます。
ただし大切なのは、どのラインも「良い、悪い」で固定的に見るのではなく、その天体のテーマが強調される場所として捉えることです。
比較的、前向きな流れを感じやすいライン
ポジティブで明るいエネルギーに触れやすく、前向きな気持ちになりやすいラインとしては、太陽ライン・木星ライン・金星ラインが代表的です。
・太陽ライン:自己表現、存在感、自信、中心性
・木星ライン:拡大、発展、学び、機会
・金星ライン:調和、人間関係、魅力、美意識、心地よさ
こうしたラインでは、自分らしさが出しやすくなったり、人とのつながりや喜びを感じやすくなったりすることがあります。
ただし、前述の通り、出生図や時期によって現れ方は異なるため、期待をふくらませすぎず、実際の体験と照らし合わせながら読む姿勢が大切になります。
学び・言葉・技能を育てやすい水星ライン
水星ラインは、学習、言語、情報、コミュニケーション、移動に関するテーマが強まりやすいラインです。
そのため、留学、資格取得、研修、執筆、発信、通訳・翻訳、スキル習得などに向きやすい傾向があります。
実際に、留学先として水星ラインの場所を選んだ場合、学業への意識が高まりやすく、卒業まで進みやすい、インターン先が見つかるなど、「その場所を選んだ本来の目的」を果たしやすくなるケースも少なくありません。
これは、水星ラインが単に頭がよくなる場所というより、学ぶ・つなぐ・伝えるという行動を促しやすい所として働くため、と考えると理解しやすいでしょう。
強く成長を促すライン
火星・土星・天王星・海王星・冥王星のラインは、人によっては「強い」「扱いが難しい」と感じることがあるラインです。
・火星ライン:行動力、競争、決断、衝突、熱量
・土星ライン:責任、努力、制限、継続、現実化
・天王星ライン:変化、独立、刷新、予想外の展開
・海王星ライン:感受性、霊感、理想、曖昧さ、境界のゆらぎ
・冥王星ライン:深い変容、集中、手放し、再生
こうしたラインでは、表面的な快適さよりも、自分の癖・反応パターン・無意識のテーマが浮かび上がりやすいことがあります。
そのため、最初は負荷を感じることがあっても、長い目で見ると、人生の転機や成長のきっかけになっていた、ということも少なくありません。
「難しいライン=避けるべき場所」と決めつけるのではなく、その時期の自分に何を学ばせようとしているのかという視点で見ると、読みの質が大きく変わってきます。
また、アストロマップの興味深い点は、ラインが直接通っていない都市でも、印象的な反応や出来事が起こることがある点です。
こうした傾向は、マップ上のラインだけでは読み取りにくく、出生図や時期、天体同士の関係性を重ねて見てはじめて見えてくることもあります。
そのため、地図を眺めるだけでは気づきにくいテーマほど、丁寧な読みの面白さが現れてくるのです。
感受点の意味【ASC,DEC,MC,IC】
ここでは、4つのセンシティブポイントの持つ意味をシンプルに短い文章にまとめました。ほしよみを学んでいる方であれば、アングルが天体によって強調されている人物像や、起こってきやすい事象をイメージするとつかみやすいでしょう。
アセンダント・ラインのシンプルな解釈

ディセンダント・ラインのシンプルな解釈

MCラインのシンプルな解釈

ICラインのシンプルな解釈

惑星ラインに見られる基本的な意味
次に、アストロロジーで扱う10天体と小惑星キロンにおいて、一般的な解釈をまとめています。
太陽ラインのシンプルな解釈

月ラインのシンプルな解釈

水星ラインのシンプルな解釈

金星ラインのシンプルな解釈

火星ラインのシンプルな解釈

木星ラインのシンプルな解釈

土星ラインのシンプルな解釈

天王星ラインのシンプルな解釈

海王星ラインのシンプルな解釈

冥王星ラインのシンプルな解釈

キロンラインのシンプルな解釈

アストロマップを読むときに大切な視点
アストロマップ(AstroCartoGraphy/ロケーショナル占星術)を読む際には、「どの惑星ラインか」だけで単純に判断しないことが大切です。
私がアメリカのスクールでマッピングクラスを学んだ際にも、長年にわたり検証を重ねている占星術家たちは、太陽・木星・金星といった一般に「吉星」とされやすい天体であっても、そのラインを過信しすぎないよう繰り返し伝えていました。これはアストロカートグラフィーの生みの親であるジムルイスも同様の見解を持っています。
たとえば木星ラインは、発展性や拡大のテーマをもたらしやすい一方で、本人の出生図における木星の状態(ハウス、サイン、アスペクト)や反応パターンによって、その現れ方も変わります。
同じ木星ラインでも、ある人には機会の拡大として働き、別の人には過剰さや散漫さとして出ることもあるのです。
また、場所の影響を適切に読むためには、出生図だけでなく、
・プログレス(進行図):内面的な成熟や、人生の流れの変化
・トランジット:現在進行形の天体の動きによる刺激
・天体同士の組み合わせ(場所で強調される天体関係):その土地で、どの天体のテーマが結びつきやすくなるか
この「天体同士の組み合わせ」は、単独のライン解釈では見えにくい重要な要素です。一つの惑星の意味だけでなく、複数の天体の象意が重なって働くことで、その場所ならではの体験やテーマが形づくられていきます。
つまり、アストロマップは良し悪しを決めるための地図というより、その時期の自分にとって、どの場所でどのテーマが、強まりやすいかを読むための地図と言えるでしょう。
さらに出生図・タイミング・天体関係を重ねて立体的に読むことで、アストロマップは、旅行・移住・仕事・学びの選択において、より実践的で精度の高い指針になっていきます。
※ここでは恒星技法などで用いられる、パラン的な見方を含みます。
アストロマップのしくみをシンプルに知りたい方に向けた記事です

アストロマップの個人セッションを行っています
