2023年3月_天体の動きと星よみ

    お知らせ

    大惑星の移動というビッグイベント、今月の星の動き

    https://www.astroratio.com/wp-content/uploads/2023/03/f4.png
    Yurika

    今月は宇宙のビッグイベントが目白押し!新月、満月、土星の魚座入り、宇宙元旦に冥王星水瓶座入りまで、ワクワクしますね。過ごし方のヒントを書いているので、ぜひ最後まで読んでもらえたら嬉しいです!


    https://www.astroratio.com/wp-content/uploads/2023/03/f7.png
    Miray

    ご訪問いただき、ありがとうございます。魚座や水瓶座のテーマが強調されていく時代のなかで、新しいことを始めるエネルギーが満ちています。ちょっとしたきっかけでいいから、何か新しいことを始めてみましょう。

    1年のプランを作るための指標を与えてくれる、3月の天体の動き

    3月の天体イングレス(次の星座にはいるタイミング)新月と満月の表です。今月は引き続き逆行はありません。
    ASTRORATIOの色彩&占星術クラスでお伝えしている、12サインや惑星を色別で分けて作成しています。ヴィジュアル的にもお楽しみ下さい。
    Thanks for creating the data ♡Chizu

    さて、今月の目玉はなんといっても23日に起こる「冥王星の水瓶座入宮」と7日満月後の「土星の魚座入宮」でしょう。

    みなさんは、冥王星が何年間でホロスコープを1周するかご存じでしょうか?
占星術を学んでいる方なら、いつも興味を持っていることの一つ…ですよね。

    実に約249年かけて牡羊座から魚座までを巡り、平均すればひとつのサインに20年間ほど留まることになります。

    一番動きの速い月が2日半でサインを移動することを考えれば、冥王星がいかに雄大な動きをする天体であるかよくわかります。

    西洋占星術の世界では動きの遅い天体ほど、地球に生きる私たちに、ゆっくり時間をかけながら大きな影響を及ぼすとされています。

    とりわけ冥王星は、そのサインの持つ「常識」を書き換えていく天体。

    今現在、冥王星が留まっているサインは山羊座ですが、山羊座は「社会」や「組織」を象徴します。

    2008年に山羊座に入ってすぐ国際的な金融危機が訪れ世界は混乱に陥りました。

    上場企業でも倒産を免れず、まさに盤石だった社会に大きな揺らぎが生じたと言えるでしょう。

    もちろん、よい影響もありました。

    同じ年、アメリカでは黒人初の大統領となるバラク・オバマ氏が当選し、「社会の常識」を打ち破りました。

    日本でも女性初の都知事が誕生したり、一昔前では考えられないようなリーダーが多数現れました。

    働き方も大きく変わり、「出勤」という概念が薄れ、今では多くの人が自分の好きな場所で仕事ができるようになっています。

    天体は次の星座へと移動するとき、現在移動している星座の経験を踏まえながら、次のステップへと進んでいくため、この自由さは冥王星が水瓶座を進んでいくにつれ、より加速していくでしょう。

    いまだ社会に根強く残る差別や不平等もこの時期に多くが「時代遅れ」なものとして解消していくかもしれません。

    とはいえ、冥王星はいったん水瓶座に入った後、逆行現象となり、正式に水瓶座を進んでいくのは2024年11月。

    そこから本格的な風の時代が訪れます。

    この節目の時期の空気の違い、時代の変化を感じ取ってみるのもとてもおもしろいでしょう。

    隔たりを恐れず「独り」を受容することが全体とつながる鍵_魚座土星


    さらに、もうひとつの大きな天体の動きは土星が魚座へ移動すること。

    土星は約2年半かけてひとつの星座を移動し、占星術の世界では、時間を神格化した「時の翁」ギリシャの神「クロノス」と呼ばれてきました。

    私たち誰もが「命は限りあるもの」として、人生という制約された時間のなかで生きています。

    時の番人として、土星は等身大の自分と向き合わせ、それぞれに与えられた器を知り、いま何をすべきか現実を見るように促すでしょう。

    誕生出生図で太陽や、月、土星が魚座にある人に向けてのメッセージだけではなく、土星が見せるシャドウは、この時期すべての人が軽く見過ごせない、シリアスな部分です。

    「隔たり」や「孤立」を恐れがちな現代社会で、私たちが全体の一部であることを諭すように、「独り」とは何であるか、問いかけていく時間が流れていきます。

    魚座のキーワードは、I believe。

    無償の…そして博愛的な愛や同情がベースにある魚座にあるため、心の潤いはいくぶん救われていきますが、、、

    善も悪も分たれていない「境界のない海」に漂いながらバランスを取ることは、昨年末まで魚座に木星があった頃とはずいぶん異なる空気だと感じることも増えるでしょう。

    自分の受け入れ難い影の部分と直面したとき、自己卑下や自分を非難することからどう抜け出したらよいか、

    「霊性」「哀れみ」「慈悲」といった魚座が示すことに対して、盲目的になったり混乱せず気分に変動されないことや「あなたが信じるもの」へ心を閉ざしていないか、試されているように感じるかもしれません。

    そのプロセスにおいて、孤独は寂しいものではなく「私自身と対話する沈黙の時間である」と、一人一人が認識できるよう働きかけます。

    自分を取り巻く世界、自然や宇宙まで含めた、すべての繋がりが「独り」から始まっていると気づき、

    私たちが周囲との距離や隔たりに一喜一憂せず、移り変わる景色を淡々と眺めることができたとき、土星から得たものは、踏み外すことのない確実なものになっていきます。

    「今ここ」にいることにくつろぎ、どんな状況であっても、この瞬間から意識を変えることはできると、スピリチュアリティは研ぎ澄まされていくでしょう。

    自分の殻をやぶった後の創造性を明らかにする_乙女座満月

    今回の満月は月は乙女座17度、太陽は魚座の17度で起こります。

    この軸で起こると、満月に向けていろんなことが吹き出しそうです。

    この柔軟サイン17度の軸は、今までの自分の殻を破ったことで、どのように創造性へとチェンジしていくのか、働きかけるでしょう。

    満月の乙女座17度のサビアンシンボルは「噴火している火山」
    太陽の魚座の17度のサビアンシンボルは「復活祭の歩道」

    火山は長い年月をかけてエネルギーを内側にため込みあるタイミングでそれを一気に放出します。

    また、復活祭はイエスキリストの再誕生を祝う、キリスト教において最も重要とされるお祭りで、クリスマスよりも重要といわれ、このサビアンシンボルは個人の創造性が自由に解放されていく姿を表します。

    このエネルギーをクリエイティブなことに使うのか、それとも破壊的な面へ向かわせるのかは自分次第。

    でもどうせならよい方向に使いたいですよね!ぜひ自分の中にある「やりたかったこと」に取り掛かってみましょう。

    「自分の殻を破る」小さなこと始めとして、イメチェンや部屋の模様替えもおすすめです。変化することが楽しめたら、もっと大きなチェンジへと視点を移していきましょう。

    水瓶座冥王星時代への始まり_国際占星術Day「宇宙元旦」

    もうひとつ、3月の恒例の宇宙イベントと言えば「宇宙元旦」ですね。

    これは太陽星座が魚座を抜けて牡羊座に入り、また新しい1年のサイクルが巡ってくることを意味しています。

    日本では「春分」としても知られていますね。

    今年の宇宙元旦は3月21日。太陽は牡羊座0度のアリエスポイントを通過し、それはあらゆる可能性に満ちている、宇宙の元旦!世界中の占星術家にとってお祝いの日でもある「国際占星術ディ」でもあるのです。

    しかもこの時期、太陽のみならず、月、水星、木星という天体も牡羊座に集結しており、大きな牡羊座パワーがみなぎっています。

    牡羊座はまさに赤ちゃんのような、ピュアなエネルギーのかたまり。

    4月後半まではまだ全惑星の順行も継続していて何かをスタートさせたり、加速させていくのにピッタリのムードです。

    この時期の宇宙の星々は挑戦者を応援してくれるので、じっとしているなんてもったいない。思いついたことをそのままにせず、アクションを起こしましょう。

    それに追い風を受けるように、宇宙元旦のすぐ後、22日には牡羊座の新月が起こります。

    ちょっと不思議な言い回しのシンボルですが、水から上がった女性…と言えば人魚姫が思い浮かびますよね。

    このサビアンシンボルが語ることは、

    純粋に王子を求め、生まれ育った海の世界から未知なる陸の世界へ文字通り足を踏み出した人魚姫のように、私たちももう後ろを振り向かず、新鮮な目で世界を見つめなおすタイミングと言えるでしょう。

    水は生命の源であり、すべての始まりでもあります。

    そしてアザラシは水陸両用の生きもので、どんな形にもなれることを象徴しています。

    春分や牡羊座パワーの高まり、更には全惑星順行と共に迎える今年の新月はこれまでにない「はじまり」のエネルギーに包まれていて、この時期に始めたことは大きく実を結ぶ可能性が高いでしょう。

     

    深紅の存在を感じさせる、深みのある紫を取り入れて

    水瓶座冥王星時代を生き抜くための独立心を養っていきたい、冥王星の強烈なエナジーに振り回されず、時代に合わせていきたいなら、深みのある紅〜紫の色彩を使ってみてください。自分自身の理想へと向かうためにも逃げないで、地に足をつけることに重きを置くようになり、現実と向き合うことを促してくれるでしょう。

    冥王星と共鳴する色、深い紫、深紅、ザクロやガーネットのようなダークレッド色をワンポイントに使うことで、変容することをおそれないと、意識づけるお手伝いをしてくれますよ。

    パワーストーンでは、不安や恐怖を明け渡し、浄化を促すといわれるチャロアイトや、十字軍がお守りとして使っていたガーネット、変容を手助けする濃い紫色のアメジストがおすすめです。

    まずは自分が何をやりたいか、自分の意図を再確認、もしくは新しく設定してくださいね。そして小さくてもいいのでワンアクションを起こしましょう!

    Written by Yurika♡ Plus Miray

    3/16(木)は「宇宙元旦から1年の動向を知るセミナー」を開催します。日本はもちろん、ヨーロッパやアメリカの1年のスタート図である「四季図/春分図」を作り、動向を読んでいく、スペシャルイベントです。
    どなたでも参加できますので、参加は下記の画像をクリックしてチケットを購入くださいね。
    ご参加お待ちしています。

    3月のスタディクラス「宇宙元旦から各国の四季図を読む」参加チケット購入できます


    Illustrator♡YachiYuna

    TOP